
冷蔵庫を購入したとき、設置場所によっては「扉の開く向きが逆だったら便利なのに…」と思ったことはありませんか?
実は、多くの冷蔵庫には扉の開閉方向を左右で付け替えられる機能が備わっています。この記事では、冷蔵庫の扉の向きを変える方法と、作業時の注意点についてわかりやすく解説します
扉の向きを変えられる冷蔵庫と変えられない冷蔵庫
まず確認すべきは、すべての冷蔵庫で扉の付け替えが可能なわけではないという点です。
- 対応モデル:多くの国内メーカー(Panasonic、日立、シャープ、三菱など)の一部機種は、左右付け替えに対応。
- 非対応モデル:一体型の設計になっている冷蔵庫は、扉の向き変更ができません。
👉 購入時の取扱説明書やメーカー公式サイトで「ドアの付け替え可」の記載を必ずチェックしましょう。
7. 作業時間と難易度の目安
- 所要時間:約30分〜1時間
- 難易度:DIY初心者でも可能(ただし慎重さは必要)
冷蔵庫の扉を付け替える手順
一般的な手順を以下にまとめました。(メーカーや機種によって異なるため、必ず説明書を確認してください)
- 電源を切り、冷蔵庫を空にする
中身をすべて取り出し、コンセントを抜きます。作業中に冷気が逃げるため、食材はクーラーボックスなどに避難させましょう。 - 冷蔵庫を動かす
本体を少し前に引き出し、作業できるスペースを確保します。 - 上部ヒンジを外す
ドライバーを使い、上部のカバーとヒンジ(金具)を外します。 - 扉を取り外す
上部ヒンジを外したら、扉をゆっくり持ち上げて取り外します。 - 下部ヒンジの位置を変更
扉を反対側で支えられるよう、下部ヒンジを逆サイドに付け替えます。 - 扉を取り付け直す
新しい位置に合わせて扉を差し込み、上部ヒンジも取り付け直します。 - カバーやネジを元に戻す
最後に外した部品をすべて元に戻し、動作確認を行います。
作業時の注意点
- 二人以上で作業するのがおすすめ:扉は重く、落とすと破損の原因になります。
- 保証に影響する場合がある:自己作業で破損するとメーカー保証が効かなくなることがあります。心配な方は量販店やメーカーに依頼しましょう。
- 冷蔵庫を傾けすぎない:コンプレッサーのオイルが逆流し、故障の原因になることがあります。
4. メーカー・モデル別の注意点
- 日立:自分でできる機種もあるが大型は業者推奨
- パナソニック:一部小型モデルのみ対応
- 三菱:ほぼ業者対応
- 海外メーカー(LG、ハイアール等):DIY可能モデルが多い
まとめ
冷蔵庫の扉の向きを変えることで、キッチンの動線が格段にスムーズになります。
ただし、対応モデルであるかの確認や、慎重な作業が必要です。自分で行うのが不安な場合は、購入店やメーカーのサービスに依頼するのも安心です。
新しい冷蔵庫を検討中の方は、購入時に「扉の向き変更対応」かどうかもチェックしておくと後悔がありませんよ。