冷蔵庫処分方法と処分前に確認することまとめ【2025年版】

はじめに

冷蔵庫は大きくて重いため、処分方法に迷う家電のひとつです。家電リサイクル法の対象でもあるため、自治体に出すだけでは回収してもらえません。この記事では、冷蔵庫を処分する正しい方法と、処分前に確認すべきチェックポイントを解説します。最後に便利な回収業者・ネットサービスも紹介するので、ぜひ参考にしてください。

冷蔵庫の主な処分前に行うこと

電源を切る:冷蔵庫を捨てる前には、必ず電源を切ってください。

中身を取り出す:冷蔵庫の中身を取り出し、食べ物や飲み物を処分してください。また、中に入っている棚や引き出しも取り外してください。

冷凍庫を解凍する:冷凍庫に氷がついている場合は、解凍してください。解凍した水は、水捌けの良い場所で流してください。

清掃する:冷蔵庫内部をしっかりと掃除して、臭いの元や汚れを取り除きます。

ドアを固定する:冷蔵庫のドアは、捨てる前に固定しておくことをおすすめします。ドアが外れてしまうと、危険な状態になる可能性があるためです。

冷蔵庫の主な処分方法

1. 家電リサイクル法に基づく処分

冷蔵庫は「家電リサイクル法」の対象品目で、勝手に粗大ゴミには出せません。
処分には以下の手順が必要です:

  1. 購入店または家電量販店に依頼
    • 新しい冷蔵庫を買う際、引き取りを依頼できます。
    • 回収費用は リサイクル料金(3,500〜5,000円程度)+収集運搬料(1,500〜3,000円程度)
  2. 指定取引所へ持ち込み
    • 自分で運搬し、郵便局でリサイクル券を購入後に搬入。
    • 費用を抑えたい人向けですが、搬送は大変です。

2. 自治体の回収サービスを利用

一部自治体では、家電リサイクル券を購入すれば回収を代行してくれる場合があります。
ただし予約制で、回収日は限られるため急ぎの処分には不向きです。

3. 不用品回収業者を利用

「急ぎで処分したい」「搬出が難しい」という人には不用品回収業者がおすすめです。

  • 電話1本で自宅まで引き取りに来てくれる
  • 他の不用品もまとめて処分できる
  • 即日対応も可能

4. リサイクルショップ・フリマアプリで売却

まだ新しい冷蔵庫(5年以内・動作良好)は、売却できる可能性があります。

  • リサイクルショップに出張買取依頼
  • メルカリやジモティーで出品(ただし配送が難しい)

冷蔵庫処分前に確認すべきこと

1. 中身の整理・廃棄

  • 食材はすべて使い切るか廃棄
  • 棚やトレイは外して洗浄するとスムーズ

2. 電源を切って霜取り

  • 処分の 半日〜1日前にコンセントを抜く
  • 霜が溶けて水漏れしないようにタオルを敷く

3. 型番・容量をチェック

  • リサイクル料金は 容量(170L以下/171L以上)で異なる
  • 製品ラベルを確認しておくと手続きがスムーズ

4. 保証・下取りサービスがないか確認

  • 買い替え時は、購入店の下取りや無料回収サービスを利用できる場合あり

冷蔵庫処分の費用相場

冷蔵庫のリサイクル料金は、冷蔵庫の大きさによって異なります。一般的に、家電リサイクル法に基づき、リサイクル料金が設定されています。以下は、一般的な冷蔵庫のリサイクル料金の目安です。

  • 小型冷蔵庫(~50L):1,500円程度
  • 中型冷蔵庫(51L~250L):2,500円程度
  • 大型冷蔵庫(251L以上):3,500円程度
処分方法費用の目安特徴
家電リサイクル法で処分5,000〜8,000円正規ルートで安心
自治体サービス4,000〜7,000円予約制・日程に制約あり
不用品回収業者8,000〜15,000円即日・搬出込みで便利
リサイクルショップ0円〜買取状態が良ければ現金化

よくある質問(FAQ)

Q1:冷蔵庫は粗大ごみで出せますか?

A:いいえ、冷蔵庫は「家電リサイクル法」の対象品目なので、粗大ごみとしては回収してもらえません。リサイクル券を購入し、家電量販店や指定取引所を通して処分する必要があります。


Q2:冷蔵庫の処分費用はいくらかかりますか?

A:メーカーや容量によって異なりますが、おおよそ3,500〜5,000円程度のリサイクル料金がかかります。さらに、収集運搬料として1,500〜3,000円程度かかるのが一般的です。


Q3:古い冷蔵庫でも買取してもらえますか?

A:製造から5年以内で動作に問題がない冷蔵庫は、リサイクルショップや買取業者で引き取ってもらえる可能性があります。ただし、古い機種や大型サイズは売却が難しいこともあります。


Q4:壊れて動かない冷蔵庫はどうすればいいですか?

A:壊れている冷蔵庫は買取はほぼ不可能です。その場合は、家電リサイクル法に基づいて処分するか、不用品回収業者に依頼するのが一般的です。


Q5:冷蔵庫を処分するのにどれくらい時間がかかりますか?

A:家電量販店での回収は数日〜1週間程度。自治体経由では予約状況によって1〜2週間待ちになることもあります。不用品回収業者なら即日〜翌日対応が可能です。


Q6:冷蔵庫の処分を安く済ませる方法はありますか?

A:以下の方法があります。

  • 自分で指定取引所に持ち込む
  • 新しい冷蔵庫を購入する際に引き取りサービスを利用
  • 状態が良ければリサイクルショップやフリマアプリで売却

Q7:マンションやアパートでも回収してもらえますか?

A:はい、回収してもらえます。ただし、階段しかない物件では別途費用が発生する場合があります。搬出時に通路や壁を傷つけないように業者が養生してくれるか確認すると安心です。


Q8:業務用冷蔵庫の処分はどうすればいいですか?

A:業務用冷蔵庫は家庭用とは処分方法が異なる場合があります。大型の場合は専門の産業廃棄物業者に依頼が必要です。


Q9:処分時に中身をそのままにしてもいいですか?

A:いいえ、必ず中身を空にしてから依頼してください。食材や液体が入ったままでは回収してもらえません。霜取りも事前に行い、水漏れしないように準備しておきましょう。


Q10:無料で冷蔵庫を引き取ってもらえる方法はありますか?

A:基本的に無料回収はできません。ただし、新しい冷蔵庫の購入時のキャンペーンや、まだ使える冷蔵庫をフリマアプリ・譲渡掲示板で引き取ってもらう方法で実質無料になる場合があります。

まとめ

冷蔵庫を処分するには「家電リサイクル法に従う」ことが必須です。
ただし、搬出の手間や費用を考えると、

  • 安さ重視 → 家電量販店・自治体経由
  • 手間なし・即日処分 → 不用品回収業者
  • まだ使える → 買取・リサイクルショップ

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