
目次
はじめに
台車は、引っ越しや片付け作業、オフィスや倉庫での荷物運搬に欠かせない必需品です。
しかし、いざ選ぼうとすると…
- 「折りたたみ式と固定式、どちらが便利?」
- 「静音性の高いキャスターって本当に違うの?」
- 「家庭用と業務用の耐荷重はどう見極める?」
など、選び方に迷う方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、片付け・運搬業界で10年以上台車を使い続けてきたプロが、実際に使用した経験をもとに 【2025年最新版 台車おすすめランキングTOP5】 をご紹介します。
さらに「失敗しない台車の選び方5つのポイント」や「よくある質問」もまとめています。
この記事を読めば、用途にピッタリの台車が必ず見つかります。

台車の種類と特徴を徹底比較【折りたたみ・キャリーカート・業務用】

プラットフォーム型台車(重量物に強い定番タイプ)

特徴
底面がフラットで広く、大型荷物や重量物の運搬に適した台車。工場や物流倉庫など、業務現場で最も一般的に使われています。
- 倉庫・工場での重量物搬送
- 引っ越しや大型家具の運搬
- 建設現場での資材移動
- 広い積載面で安定感がある
- 耐荷重が大きく、200~300kg以上の荷物にも対応
- フラットな形状で荷物の積み降ろしがしやすい
- サイズが大きく、収納性が低い
- 狭い通路や段差では取り回しにくい
👉「とにかく重いものを安全に運びたい」「業務用として長時間使いたい」人に最適です。
キャリーカート型台車(軽量・操作性重視)

特徴
比較的コンパクトで軽量、キャスターの動きがスムーズな台車。個人利用や軽作業に向いています。
- オフィスや病院での荷物運搬
- 飲食店での配送・仕入れ作業
- 日常の買い物やアウトドア
- 軽量で女性や高齢者でも扱いやすい
- 折りたたみ式や伸縮式のモデルも豊富
- 車に積んで持ち運びやすい
- 耐荷重は50~100kg程度と小さめ
- プラットフォーム型に比べると安定性が劣る
👉「軽い荷物を日常的に運びたい」「省スペースで扱いやすい台車が欲しい」人におすすめです。
折りたたみ型台車(家庭・収納スペースが限られる人に最適)

特徴
使わないときにコンパクトに折りたためるのが最大の特徴。収納場所が限られる家庭やオフィスに人気があります。
- マンション・家庭での荷物運搬
- オフィスやイベント会場での一時的な使用
- 車に積んで出先で使用
- 折りたたんで立て掛け収納できる
- 軽量で持ち運びやすい
- 日常利用から引っ越しまで幅広く対応可能
- 耐荷重は150kg前後が多く、大型荷物には不向き
- 構造上、安定性は固定式に劣る
👉「使う頻度は少ないけど、いざという時に便利な台車が欲しい」人にぴったりです。
特殊用途台車(タンク・シリンダー・クレーン型など)

特徴
特定の用途に特化して設計された台車。液体、ガスボンベ、重量物の吊り上げなど、専門性の高い現場で使われます。
- タンク型:液体や薬品の安全な移動
- シリンダー型:ガスボンベ・消火器の運搬
- クレーン型:重量物の吊り上げ・移動
- 専用設計で特定の荷物を安全に運搬可能
- 作業効率が大幅に向上
- 危険物や特殊資材を扱う現場で必須
- 汎用性がなく、一般家庭ではほぼ不要
- 専用用途のため価格が高い場合が多い
👉「工場や医療現場など、特殊な荷物を扱う環境」に欠かせないタイプです。
失敗しない台車の選び方5つのポイント

1. 耐荷重の確認(安全性を左右する最重要ポイント)
台車選びで最も重要なのが「耐荷重」です。荷物の重量に対して余裕のあるモデルを選ばないと、キャスターの破損や転倒につながり危険です。
- 日常使用(家庭・オフィス):耐荷重100kg以下
- 業務使用(倉庫・配送):150~200kg程度
- 重作業用(工場・建設現場):300kg以上
👉「少し余裕を持った耐荷重」を選ぶことが、台車を長持ちさせる秘訣です。
2. 台車サイズの選定(荷物の大きさ+使用環境に合わせる)
荷物のサイズと使用する場所に応じて台車の大きさを選びましょう。大きすぎると保管や取り回しに困り、小さすぎると荷物が安定しません。
- 小型(60×40cm前後):家庭やオフィス用に最適
- 中型(70×50cm前後):一般業務用、引っ越しや荷物搬送に便利
- 大型(90×60cm以上):重量物・大量の荷物をまとめて運搬可能
👉「使う環境の広さ(エレベーターや通路の幅)」も必ず考慮してください。
3. 移動環境への適合性(屋内・屋外・段差対応)
台車は使う環境によって最適な仕様が異なります。特にキャスター(車輪)の種類は移動の快適さを大きく左右します。
- 屋内中心:静音キャスター付き(病院・オフィス向け)
- 屋外利用:大径キャスター(悪路・アスファルトでも安定)
- 段差が多い環境:エアタイヤや大型キャスターで衝撃吸収
👉「どこで使うか」を具体的にイメージして選ぶのが失敗しないコツです。
4. 静音性能のチェック(住宅・オフィス利用なら必須)
キャスターの素材によって、走行音は大きく変わります。マンションや深夜の作業でうるさい台車を使うと、近隣トラブルの原因になりかねません。
- TPR樹脂キャスター:最も静音性に優れ、滑らかな走行
- エラストマー樹脂:床にタイヤ痕が付きにくい
- グレーゴムキャスター:静音性と耐久性のバランス型
👉「集合住宅・オフィス」で使うなら、静音キャスター搭載モデルを選びましょう。
5. 収納性と利便性(折りたたみ・ブレーキ機能の有無)
使用頻度や保管スペースに合わせて、収納性や追加機能をチェックするのも大切です。
- 折りたたみ式:収納場所が限られる家庭・オフィスに最適
- ブレーキ機能:傾斜やトラック荷台での安全確保に必須
- 立て置き収納機能:玄関や倉庫の隅に省スペース保管可能
👉「折りたたみ式+静音キャスター+ブレーキ機能」が、家庭でも業務でも最も使いやすい組み合わせです。
台車に関するよくある質問(FAQ)

Q1. 台車の耐用年数はどのくらい?
A1. 一般的には5〜10年が目安です。
ただし使用頻度や環境によって大きく変わります。毎日重い荷物を載せる業務用では数年でキャスター交換が必要になることもあります。
ポイント
- キャスターの摩耗やゴム割れが主な寿命要因
- 本体フレームは丈夫なため、部品交換でさらに長く使える
👉 定期的にキャスターやボルトを点検すれば、耐用年数を大きく延ばせます。
Q2. キャスターの交換はできる?
A2. ほとんどの台車でキャスター交換は可能です。
特に業務用モデルは交換を前提に設計されています。
- 交換時はメーカー純正品を使うのが安心
- ネジ径や取付サイズを確認することが大切
- 純正品が高い場合は互換品でも代用可能
👉 消耗品であるキャスターを交換すれば、台車本体を長く使えます。
Q3. 屋外使用は可能?
A3. 屋外でも使用可能ですが、キャスター選びが重要です。
雨や砂利道など、屋外特有の環境に合わせて選ばないと故障や摩耗が早まります。
屋外使用のポイント
- 大径キャスター:段差や砂利道でも安定
- エアタイヤ:衝撃吸収性が高く不整地でも走行可能
- 使用後は泥や水分を拭き取り、サビ対策をすると長持ち
👉 倉庫の屋外搬送やイベント現場など、屋外利用が多い方は「屋外専用台車」を選ぶのがおすすめです。
Q4. 折りたたみ式と固定式どちらがおすすめ?
A4. 使用環境と頻度によっておすすめが変わります。
- 折りたたみ式台車
- メリット:収納しやすい、省スペース
- デメリット:耐荷重や安定性はやや劣る
- 向いている人:家庭・オフィス・マンション住まい
- 固定式台車
- メリット:頑丈で安定性が高い、耐荷重も大きい
- デメリット:収納に場所をとる
- 向いている人:倉庫・工場・引っ越し業者など業務利用
👉 「収納性重視なら折りたたみ」「安定性・耐久性重視なら固定式」と考えると失敗しません。
Q5. 静音キャスターはどの程度静か?
A5. 標準キャスターに比べて走行音を大幅に軽減できます。
特にTPR樹脂やエラストマー製キャスターは、コンクリートやフローリングの上でも「ゴロゴロ音」がほとんど気にならないレベルです。
- マンションの廊下や深夜の作業でも騒音トラブルを防げる
- 病院やオフィスでの静かな環境に最適
- 床への傷やタイヤ痕も付きにくい
👉 「家庭用・オフィス用」「夜間利用」が多い人は、静音キャスター搭載モデルを選ぶと快適です。
台車おすすめランキングTOP5

おすすめランキング5位
YAMAZEN 折りたたみフラット台車
商品説明
●荷台サイズ:幅38.5×奥行60cm
●収納時:幅38.5×奥行73×高さ12.5cm
●最大均等積載荷重:100kg
●キャスター径75mm(前輪:自在、後輪:固定)
●折りたためばハンドルがフラットに収納
●大きめの荷物も平台車として使用可能
●滑り止め4個付
●TPRキャスター・ラジアルベアリングで静かな走行音
評価
台車おすすめランキング5位に選ばせて頂いたのはYAMAZENの折りたたみフラット台車です。
選んだ理由としては小型で軽量ながら100㎏まで運べる優れもの。
ハンドルを折りたたんだ時にフラットになる為、大きな物を運ぶ際に平台車的な使い方も出来ます。
おすすめランキング4位
コーナンオリジナル 樹脂製台車
商品説明
【特長】
●重たい荷物の運搬に。しかも静音【仕様】
●耐荷重(約):150kg
●重量(約):8.0kg
●使用時サイズ(約):幅45.0×奥行70.0×高さ83.0cm
●折畳時サイズ(約):幅45.0×奥行70.0×高さ25.0cm
●材質:台車部/PP、キャスター/4 静音キャスター、ハンドル/スチール
評価
台車おすすめランキング4位に選ばせて頂いたのはコーナンオリジナルの樹脂製台車です。
選んだ理由としては150㎏まで運べるしっかりした作りで静音性もとても良いです。
本体の重量が8㎏あるので持ち運びにはやや不安はありますが、重たい物を運ぶ場合にはおすすめです。
おすすめランキング3位
ナンシン サイレントマスター
商品説明
●選べる4色展開(ブルー、グリーン、イエロー、レッド)
●積載面:90×60cm
●床面高:20.3cm
●折りたたみ時の高さ:30cm
●ハンドル高さ:86.1cm
●積載荷重:300kg
●車輪径:12.5cm
●滑り止め:4ヶ所
●車輪材質:グレーゴム
●車輪音種類:静音型
●安心のプッシュ式ブレーキ付き
●驚くほど静か(環境庁騒音環境基準値AA地区 夜間40dB クリア)
●微音キャスター採用で、従来の運搬車より約35%動きやすさがアップしました
●ハンドル折り畳みの際の衝撃音緩衝機能付き
●安全走行を可能にしたコーナーバンパー標準装備
●ギアー方式の安全ストッパー機能
●車輪の接地面を止めないので、車輪がすり減ってもブレーキの効きが変わりません
評価
台車おすすめランキング3位に選ばせて頂いたのはナンシンのサイレントマスターです。
選んだ理由としては最大積載300㎏、優れた静音性、ブレーキも付いてるので傾斜がある所での使用も安全です。カラーのバリエーションも豊富なので人と違った物を探してる人には最適です。
あえて欠点を上げるとすると、しっかりした作りで本体の重量があるので持ち運びが少し大変かもしれません。ただ台車としての性能は抜群なので沢山運ぶ、重い物を運ぶなどには最高だと思います。
おすすめランキング2位
TRUSCO こまわり君
商品説明
●φ75省音キャスター採用で音が静かです。
●エラストマー樹脂車輪の採用で従来のゴム車輪と比較して反発性が高く軽く動き、タイヤ痕を軽減します。
●立て置きできます。
●事務所などでの資料の運搬に。
●家庭でのごみ出しなどに。
評価
台車おすすめランキング2位に選ばせて頂いたのはTRUSCOのこまわり君です。
選んだ理由としては価格もリーズナブルで、とても軽量で持ち運びに便利な点です。
その他にカラーバリエーションもとても豊富で静音性や操作性も価格を考えたらコスパの高い商品だと思います。
おすすめランキング1位
TRUSCO カルティオ
商品説明
●軽量で丈夫なプロツール台車です。
●省音キャスター採用で走行音が静かです。
●リブ構造を露出することで軽量化を実現しました。
●床面からの反響音が減少し、より静かに走行できます。
●エラストマー樹脂車輪の採用でタイヤ痕がつくのを軽減します。
●ハンドル折りたたみ時には積み重ねが可能です。
●リブ構造を露出する事で軽量化を実現し、床面からの反響音が減少し、より静かに走行できます。
●運送業、工場内の作業。
●物流倉庫内での運搬作業。
●均等荷重(kg):200
●色:ブラック
●長さ(mm):780
●幅(mm):490
●高さ(mm):162
●ハンドル高さ(mm):900
●キャスター径(mm):100
●付属ストッパー:MPK-700FB
●組立目安:-
●自在キャスター、固定キャスター各2個
●滑り止めゴム:天板中央部に大4個、キャスター取り付けねじ部に小8個
●折りたたみハンドルタイプ
●ストッパー付
●取り替えキャスター:TYSFHG-100SEL(自在)、TYSR-100SEL(固定)
●荷台:再生ポリプロピレン(PP)再生材100%
●ハンドル:スチール
●ハンドル表面処理:粉体塗装
●キャスター金具:スチール
●車輪:エラストマー樹脂
●ストッパーはお客様での取り付けになります。
●出荷時にはブレーキ板の調整はされていますが、取り付けをされるキャスターの位置、車輪の摩耗状態によって、お客様で微調整が必要になる場合があります。
●長期間ご使用いただくと車輪が摩耗しブレーキの掛りが悪くなりますので、その場合にも同様に調整が必要となります。
評価
台車おすすめランキング1位に選ばせて頂いたのはTRUSCOのカルティオです。
選んだ理由としては最大200㎏まで運べる性能、静音性、本体重量など、とにかく実用的でバランスの良い商品だと思います。
大型冷蔵庫なんかも普通に運べます。
台車おすすめランキング5選まとめ

お好みの商品は見つかったでしょうか?
上記商品は全て実態に使った事がある商品の中から選びました。
片付けに関わる仕事でマンションからの搬出や距離の有る搬出など様々な場面で台車を日常的に使ってます。
なので割としっかりした商品が多くランクインしてるかもしれません。
もちろん用途によって選び方も変わってくると思いますので参考程度に考えて頂ければと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございます。